WBCが、日本の劇的勝利で幕を閉じた。
MVPの大谷選手のほか、ほとんどのメンバーは高校からプロになった。
NPBでも高卒は4割を占めるそう。
小学生の時からリトルリーグに所属し、高校で甲子園→プロといった、簡単ではないけれど野球界にはレールが用意されている。
最近の流れは、まずは国内リーグで実績を積み、FAでメジャーといった具合か。
成功できる人はほんの一握りとはよく言われるが、夢への道筋は明確である。
さて、ではテニスは?
高校や大学を出た後にあるのは、せいぜい実業団くらいではないか。
野球やサッカーに比べ、夢が乏しい。。。
錦織選手や西岡選手のようになるには、相応の時間とお金と情熱に加えてやっぱりセンスが揃ってないとなかなかなれないと思う。
でも、みんながみんなそうなれるわけではないから、先を考えるとゴールデンエイジの小学生中学年頃からテニスは控えて、受験勉強して附属中学→附属高校→大学→いい会社に就職、が堅実なところ。
「テニスは生涯スポーツ」、「競技人口は上位」などと言うが、これでは世界に対して底辺は広がらないし、下からの突き上げも少ないからピラミッドも高くならない。
結局、テニスは観るよりやっちゃうんだろうね。
野球やサッカーは観てもらえるから、お金も動く。
観た選手のようになりたいと子どもががんばり、それを支援する活動も活発になる。
子どものテニスの試合を観るのと全く同じように、ワンプレイに一喜一憂しながらも、ジュニアテニスの進路のことを考えてしまったWBCでした。