【ジュニアテニス】テニスはストリートの文化がない
学校が終わった後、公園に集まった友達と野球やサッカーをやる。
子どもたちのこういう遊びの延長に、競技やプロの世界があるものだと思う。
テニスは、実際スクールに入ったり単発のイベントとに参加しないとできない入口の狭いスポーツになっている。
公園でキャッチボールをし合う子たちはいても、ボレーボレーをし合う子はいない。
習っていないのにサッカーボールは持っていても、テニスラケットを持っている子はいないだろう。
スクールに入れるとなると、お金と時間がかかる。
それゆえ、親はどうしてもその対価を求めてしまう。
運動が苦手な子であればテニスを通じて運動を楽しむことができるようになった、テニスがうまい子であれば試合で勝てるようになった、とか。
逆に、それが見て取れないと、不満になるわけだ。
そうなると、結果を求められるあまり、子どももテニスが楽しいものではなくなってしまう。
場合によっては、見切りをつけて辞めてしまう。
競技前の小学生低学年くらいであれば、結果を気にしないでまだまだスポーツ(というより遊びとして)を楽しんでいい時期のはずなのに、楽しんでやる場がテニスにはない…。
スクール以外で身近にテニスをできる人がいなければ、スクールの日まで地味な自主練をするしかない。
もっとやりたい!という声に応えるとしたら、レッスン数を増やすしかないが、そうすると低年齢から過剰に負担をかけてはいけない、なんて声が聞こえてくる。
国土は狭いとは言え、遊休地はいっぱいあるわけで、そんな所を活かしてテニスもストリートの文化が育まれるといいんだが…。
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